北海道、網走刑務所で慰問コンサートをさせて頂きました!

 台風8号の影響で、飛行機が飛ぶかどうか・・・と心配お掛け致しましたが、「もし神がわたしたちの見方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。」ローマの信徒への手紙8章31節を信じていた通り、雲と雲の間を飛んで7月11日、女満別空港に到着しました。網走は雨も降らず、美しい広大な畑にはポテト、ビーツ、麦がたくさんなっていました。

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網走はこれで2度目の訪問ですが、今回は3つのコンサートをする為に、そして、その一番のハイライトは網走刑務所の受刑者に向けた慰問コンサートでした。ボストンの黒人教会でゴスペルピアノを弾いていたバークレー音楽大学出身の浅見典子さんと初めての大きなコンサートでした。網走に2年前講演会のお仕事で訪れたとき、主催者の担当者が網走刑務所の門の前まで連れて行って下さり、そこで目にした石塔。写真のように「私の手は厳しいけれど、わたしの心は愛に満ちている。」と書かれた言葉に胸打たれ、「この塀の中にいる受刑者達に慰めと励ましを与えたい。」という思いから、2年祈って与えられたこの機会でした。

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又、前回の講演会のご縁あって、7月11日には北見の看護大学でトーク&コンサート(講演&歌)をさせて頂き、12日には網走刑務所での慰問コンサート、そして、13日は端野町公民館グリーンホールでトーク&コンサートをさせて頂きました。

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どのコンサートも皆様、聴講者、お客様はとても暖かく、初めて本格的に私の伴奏をして下さった典子さんとも息を合わせることが出来、素晴らしいコンサートをさせて頂きました。お越し下さった皆様、お手伝い頂いたスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

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さて、そのハイライトであった網走刑務所での慰問コンサートですが、こんな素晴らしい垂れ幕を作って下さり、感激!

網走刑務所は現在、1020数名の受刑者が収容されていますが、そのうちの926名は私のゴスペル音楽とお話をしっかり聞いてくださいました。看守も大勢見張りをしながらコンサートを聴いて下さり、会場には本当に一杯の方々(男性ばかり)で埋め尽くされ、神様が私の口を使って、「罪人も神様は愛してくださっている。」というメッセージと共に、愛、悔い改め、励まし、赦し、祈り、希望の歌を歌う事が出来た事、心から感謝しています。会場の受刑者の眼は、キラキラと幼稚園の子供たちのように光輝き、又、涙、涙、涙。看守の方も泣かれていました。

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所長さんからは「感謝状」を頂き、大感激!

会場には神様の癒しがありました。私達人間は全員間違いをします。罪を作ります。社会的に許されない人々が罪を償うため刑に服しているのですが、網走刑務所は現在3~6年の任期の受刑者達が大半で、その9割は東京から送られてきた人たち、又、大半が覚せい剤、性犯罪、窃盗だそうです。重罪犯は今は旭川刑務所に回されているそうです。しかし、受刑者の6割が5年以内に再犯し、累犯受刑者として戻ってくるそうです。

刑務所にいる間は深く反省し、薬物を体に入れることなくクリーンであることは幸いです。しかし、一旦外に出ると誘惑は多いです。アルコール依存症も薬物依存症も、依存症の人たちは「依存症」という病識をしっかり学び、一日一日薬物を体に入れない努力と誘惑に負けない意思を持って生きていかねばなりません。自助グループにしっかり捕まって更生して欲しいと願うばかりです。悪い癖、悪い友達とは縁を切って、光に向かって一歩歩み出される事をお祈りいたします。

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イエス様の本当の愛を知ってほしい。それを強く願うばかりです。

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