吉本百年物語 10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」を観てきました。

121008_1836~02 (2).jpg千原せいじさん演じる亡父・岡八郎、内場勝則さん演じる花紀京さん。私の知らない青春時代の父に、せいじさんを通して舞台で再会したような気持ちでした。

お芝居のあらすじは、「国民的人気漫才師、横山エンタツ氏の息子として生まれた花紀京は、自らも芸人の道を歩みだしていた。時は昭和35年(1960年)。折しも、吉本が演芸小屋「うめだ花月」を再開し、自社の芸人を育てようとしていた時期。そんな花紀の前に「研究生」として現れたのが、一歳下の岡八郎。片や、芸人の血筋のサラブレッド、片や、大工の息子。二人は、互いの中に自分にはない才能を羨望しつつ、ライバルとして意識しあう仲に・・・。」

父は若い頃、真面目で、硬派、しかし、とびぬけた面白さがあったと周りの人に聞きました。私が生まれる前の父を私は勿論知りません。しかし、多分、父はこんな風に、ちょっと照れ屋で、お芝居に関しては、真面目にお客さんを笑わすために、必死で花紀さんと頑張ってきたんだろうなと、懐かしいような、嬉しいような、ちょっとしんみりとした気持ちになりながら、舞台を拝見させて頂きました。
千原せいじさんは亡父には一度も出会った事がないそうです。しかし、頑張って父を演じてくれていました。内場さんは芝居が上手い!最後、うどん屋のシーンで花紀さんのメイク、衣装で出てこられた時は、そっくりで驚きました!
マドンナ役の「白鳥しのぶ」を演じる小西美帆さんも名演で、お芝居がキュッとまとまりました。実はマドンナの存在は架空のものですが、ラブストーリーが入ると、観ているお客さんもちょっとワクワクします。
お客さんの中には、杖をついて来られた老人や、年配の方々も、若い人も沢山お越し下さって、父が亡くなって丸7年を過ぎましたが、こうして、今でも「岡八郎」を覚えていて下さり、今回の公演を企画して下さった「吉本興業」さんに、心から感謝申し上げます。
CIMG4970_2 (2).jpg
さ~、皆さん、是非、なんば花月NGKにお越し下さい!毎日公演ではありませんので、必ずスケジュールをお確かめ下さいね。
よろしくお願い致します。
CIMG4984_2 (2).jpg